第2回コラム:資産価値が落ちにくい街の選び方〜「街の将来性」という考え方〜

このコラムは、お客様の相談を受けながら蓄積してきた家探しのお役立ち情報を少しずこれから家探しをするみなさんにお伝えします。個別相談にお申込みいただく前にお読みいただくとより効率よくご相談いただけます。

第2回目のコラムは、「資産価値が落ちにくい街の選び方」です。家探しに「街の将来性」という視点を加えてみてはいかがでしょう。

目次

はじめに

家を探しはじめると、どうしても気になるのは「駅からの距離」「間取り」「価格」といった、「今の暮らしに合うかどうか」というところです。そして、どうしても自分が知っている地域、知っている街から探し始める人が大半です。

もちろん、それらはとても大切なポイントですが、もうひとつ加えていただきたいのが「この街は、これからも選ばれ続けるか?」という視点です。

今回は、資産価値が落ちにくい街に共通する特徴と、実際の事例を交えながら、やさしく整理していきます。


「資産価値が落ちにくい街」とは?

資産価値が落ちにくい街とは、単に「価格が高い街」のことではありません。

資産価値が落ちにくい街には、次のような特徴があります。

・人の流れが増えやすい
・交通の利便性が高まる予定がある
・再開発によって街が新しく整えられていく
・生活に必要な施設やサービスが整っている

こうした街は「住みたい人が減りにくい」ため、結果として資産価値も安定しやすくなります。


2005年につくばエクスプレス(TX)が開業したことで、大きく注目されるようになった〜流山おおたかの森(千葉県流山市)〜の事例で見てみましょう。

かつては比較的静かな郊外の住宅地でしたが、「都心へのアクセスが大幅に改善」「駅周辺に大規模な商業施設やマンションが集まっている」「街全体の再開発が進行」といった変化が一気に進みました。あわせて、子育て支援の充実を図る施策から、流山市の人口は2005年に15万人程度から2025年10月には21.5万人程度に増え、現在も毎年全国上位の増加率を誇っています。

人口増加に伴い、中古マンションの価格も上昇しています。LIFULL HOME`S住まいインデックスによれば、70㎡で築10年という中古マンションでは、2020年3月時点の平均価格2,652万円から2023年3月時点で4,432万円と3年間で67.10%も上昇しています。

この事例からわかるのは、「鉄道インフラ」+「子育て支援」+「駅前再開発」この3つが重なると、街の評価は大きく変わるということです。

都心へのアクセスが良くなる→暮らしやすさが高まる→人の流れが増える

こうした好循環が、資産価値を下支えしていきます。


首都圏で現在注目されているエリア

現在、首都圏でも同じような動きが見られるエリアがあります。
代表的な例をいくつかご紹介します。

※こちらは「将来を保証する情報」ではなく、あくまで都市計画や公表情報をもとにした参考例です。

エリア主な動き将来性のポイント
湾岸エリア(豊洲・有明・辰巳・晴海など)有楽町線「豊洲〜住吉」間の延伸工事が進行中(2030年代半ば開業目標)。東京駅〜湾岸部を結ぶ新たな地下鉄構想も検討中。「鉄道アクセス強化」「再開発」「商業施設」の組み合わせで、ファミリー世帯・シニア世帯の双方から人気が続きやすいゾーンです。
城東エリア(住吉・錦糸町・押上など)有楽町線延伸の終点候補として「住吉」が注目。押上エリアは観光・商業拠点として発展。都心より価格帯が抑えめで、都心直結・複数路線利用・再開発の恩恵を受けやすい現実的な選択肢のエリアです。
羽田空港アクセス線+蒲田・川崎周辺「羽田空港アクセス線」(2031年度開業予定)整備。加えて、東急線と京急線を結ぶ「蒲蒲線」構想も検討中。空港アクセス改善により、通勤・出張・旅行の利便性が上がり、価格と利便性のバランスの良さから中長期的に注目されやすいエリアです。
首都圏近郊ターミナルシティ(さいたま新都心・武蔵浦和・川口・横浜北部など)駅ビル再開発や区画整理、官公庁移転などが進行。相鉄・東急直通線の開業効果も継続中。「都心へ一本で出られる」「駅前に生活施設が集積」という強みがあり、子育て世代・シニア世代のどちらにも選ばれやすいエリアです。

最後に

街選びに、ひとつの「正解」があるわけではありません。

大切なのは、予算はもちろんのこと、「自分たちの暮らし方」「将来のライフプラン」そして「街のこれから」、この3つのバランスです。

便利さ、価格、通勤時間に加えて、「この街は、これからどう変わっていくのか?」という視点を少しだけ持ってみてください。それだけで、住まい選びはもっと安心感のあるものになります。


幣事務所では、資金計画のご相談だけでなく、
ライフプランに寄り添った住まい選びの考え方もお伝えしています。

家を探し始める前でも、家を探し始めた方でもご相談大歓迎です。
どうぞお気軽にご相談ください。

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