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フラット35をお借入れの方、「繰上返済は100万円以上じゃないとできない」
と思っていませんか?
確かに昨年7月29日より前は、繰上返済は100万円以上、しかも金融機関の
窓口でしか手続きできませんでした。
しかし、現在は「住・My Note」(返済中のお客様向けインターネットサービス)に
登録すると10万円から手数料無料で一部繰上返済の申し込みをすることができます。
もちろん、借入額・返済額・借入残高などの契約内容の照会や、
繰上返済のシミュレーションもできます。
繰上返済を行った後の返済計画表や年末のローン控除を受けるための
残高証明書を発行することもできます。
フラット35を借りる時はまだこの制度がなかったため、「フラット35の繰り上げ返済は
窓口で100万円以上」と頭にインプットされている方も多いようです。
しかも手数料がかかると思っている人もいます。
・一定期間を過ぎると手続きの取り下げはできない
・繰上返済できるのは毎月の返済日(申し込みは8:00~26:00まで毎日)
・2か月以上連続して申し込めない
・繰り上げ完済の申し込みはできない
・保証型・高齢者返済特例制度の場合は使えない
など注意点もありますが、繰り上げ返済は残高が多く利息の支払い額が多い時期に
行うほど効果があります。
たとえば、3000万円を全期間2%、30年ローンを借りた場合
2年後に約200万円を期間短縮で繰り上げ返済すると約142万円の利息を減らすことができます。
(2年7カ月の期間短縮)
これを1年後と2年後に約100万円ずつ繰り上げ返済すると約148万円の利息を減らすことができます。
(2年8カ月の期間短縮)
2年間で200万円でも100万円ずつに分けて繰上返済したほうが利息軽減効果が6万円も
大きいことがわかります。
住宅ローンの繰り上げ返済は、教育費や老後資金を貯めながら、それでも余裕がある時に
行うことが大切です。
しかし、手数料がかかるからまとまった金額が貯まったら繰り上げ返済をしよう、と思っていた方は、
これを機にぜひ「住・My Note」に登録してください。そして、余裕資金ができたときには、
こまめに繰り上げ返済をしていきましょう。